『秋は抜け毛の季節』とよく言われますが、何か根拠があってのことなのでしょうか?
ただの都市伝説なのでしょうか?
暑い夏が終わりを告げて、彼岸を過ぎたあたりからみるみるうちに気温は下がっていきます。
夏の間には青々と茂っていたはず木の葉は枯れ、強くなった風に吹かれて、儚く散ってしまいます。
日照時間が短くなっていくとともに活動時間も減り、どこか消極的な、感傷的な気持ちになってしまいがちですよね。
そんな季節の変わり目には、歳を重ねるごとに人肌恋しくなってしまったりするものです。
なんて、のんきなことを言っていてはいけません。
秋に抜け毛が増えるのには、しっかりとした根拠があるのです。
秋に抜け毛が増える理由とは?
秋に抜け毛が増えてしまう最大の理由としては、夏場に蓄積された頭髪へのダメージが影響していると言われています。
夏には強い紫外線を浴びたり、汗をかくことで新陳代謝が上がり頭皮の皮脂が増加したり、夏バテによって栄養不足に陥ったり、いくら気を付けていても頭髪のコンディションは悪化してしまうものです。
また、動物の体毛が寒い冬に備えて生え変わることの名残とも考えられています。
それに加えて、季節の変わり目(特に暖かく過ごしやすい季節から寒くて身体に負担をかけてしまう季節への変わり目)にはホルモンバランスが崩れやすいため、ヘアサイクルにも影響しています。
秋にはヘアサイクルも乱れがちに
季節の変わり目には、ホルモンバランスが崩れやすく、その結果ヘアサイクルも乱れてしまいがちな傾向があります。
「秋に抜け毛が増えてしまう」理由としては、成長期にある髪の毛の比率が、乱れたホルモンバランスによって減少しているからなのです。
一般的に休止期の毛の量がピークとなるのは、7月だといわれています。
休止期は約3カ月かけて終了するため、10月ぐらいまでは抜け毛が増えてしまうというわけです。
このように、『秋に抜け毛が増える』という現象は、医学的にも証明されていますので、あまり神経質にならず、秋の風物詩くらいに考えておきましょう。
AGAの兆候がない方であれば、すぐに元のヘアサイクルに戻るので、ご安心ください。
まとめ
このように、『秋に抜け毛が増える』という説は、はっきりと解明されています。
ですが・・・
ハゲの急激な進行と秋がたまたま重なっただけという偶然も可能性としては否定できませんので、不安がある方は、日々の抜け毛のチェックを欠かさないようにしましょうね。
秋が過ぎ、冬を迎えたころには、頭までもが寒くなってしまうなんてことにならないように、気を付けてください。
薄毛の兆候を見極める方法については、こちらを参照ください。
過度なストレスはホルモンバランスを崩す原因にもなりますし、心配する必要はありませんが、心も身体も頭髪も健全で一年中過ごすには、お早目の対策を・・・。