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AGA(ハゲ)と前立腺肥大の関係 こんなに密接な関係があったとは・・・

近年、生活習慣の変化なのか、食習慣の変化なのか、はたまた昔よりも若者の自意識が強くなりすぎただけなのか、薄毛はどんどん若年化している傾向があると考えられています。

そして、AGAは当事者の年齢が若ければ若いほど深刻な問題になってしまいます。

年相応のハゲ方ならば、ある程度はあきらめもつくでしょうが、結婚前であったり、まだまだ遊びたい盛りの若者であれば、石にかじりついてでもなんとかしたいものですよね。

薄毛に悩み、この記事を読んでくださっている大半の方が若年層で、いわゆる『若ハゲ』に悩む方だと推測するならば、縁遠い話ではあるのですが、前立腺肥大症というAGAと深い関係を持つ病気がありますので、今回はそのお話をしたいと思います。

これを理解することによって、AGAに対する知識がぐっと深まりますので、しっかりと読んでくださいね。

前立腺肥大症とは?

 

まず、『前立腺』とは男性だけにある臓器で、膀胱のすぐ下で尿道を取り囲むように位置しています。

また、前立腺は精液の一部を分泌しており、男性の生殖機能に深くかかわっています。

 

そして、

 

前立腺肥大症とは、

 

通常はクルミくらいの大きさのものが、文字通り肥大(大きくなり)することによって、尿道や膀胱を外側から締め付けるように圧迫し、排尿障害を起こす疾患になります。

 

尿道を圧迫されることによって、尿の勢いが弱くなったり、膀胱に溜まった尿を一度で出し切れず、頻尿になってしまったりするのです。

おしっこをするのに時間が掛かってしまったり、尿意のために夜中に何度も目が覚めたりするという日常生活において大きなストレスとなる厄介な病気といわれています。

ですが、それと薄毛とどのような関係があるのでしょうか?

 

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AGAと前立腺肥大症の関係とは?

 

前立腺肥大症とは、早くとも50代あたりから発症し、高齢になればなるほど増加する疾患ですので、若ハゲに悩む20代30代の若者とは無関係のように思われると思いますが、これが非常に密接な関係があるのです。

勘のいい方はもうお気付きでしょう。

 

『前立腺は精液の一部を分泌しており、男性の生殖機能に深くかかわっている』

 

ということから推測できるように、前立腺肥大症はAGAと同様に男性ホルモンと深い関係があります。

AGA治療の絶対的な治療薬に、フィナステリド、デュタステリドという成分があるのはご存じだと思いますが、なんと、本来はどちらも前立腺肥大症の治療薬の有効成分として開発、使用されていたのです。

そして、前立腺肥大症の患者が、処方されていたフィナステリド、デュタステリドを含む薬品を継続的に服用することで、

 

ハゲていたはずの生え際に、薄っすらと産毛が生えてきた!

 

スカスカだった頭頂部の密度が上がってきた。

 

などといった症例(喜びの声)が多数あったそうです。

このことから、フィナステリド、デュタステリドは、前立腺肥大症だけでなく、AGA治療薬の有効成分として使われるようになったというわけです。

ミノキシジルだって元々は高血圧症の薬品でしたし、これらのような偶然によって私たちがハゲの悩みから解放されたと考えれば、非常に興味深い話ですね。

ここでもう一度、ハゲのメカニズムについて、おさらいしておきましょう。

 

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AGAのメカニズムから前立腺肥大症との関係を考えてみよう

 

ハゲのメカニズム

テストステロンという男性ホルモンが『5αリダクターゼ』という還元酵素と結びつく。

➡テストストロンと5αリアクターゼが結びつくことによって悪玉男性ホルモンと呼ばれる『DHT(ジヒドロテストステロン)』に変換される。

➡ジヒドロテストステロン(DHT)の作用を受けて、頭頂部や前頭部の毛髪のヘアサイクルが乱れてしまう(通常は2~6年ある髪の毛の寿命を大幅に短縮される)。

➡ヘアサイクルの乱れによって、毛髪が十分に育たないまま抜け落ちてしまう。

➡ハゲてしまう。

 

 

 

そして、フィナステリド、デュタステリドは、

 

男性ホルモンのテストストロンと5αリアクターゼが結びつくことによって悪玉男性ホルモンと呼ばれる『DHT(ジヒドロテストステロン)』に変換されるのを阻害する。

 

という効果によって、ヘアサイクルを正常に戻してAGAを改善してくれる成分でしたね。

 

 

ということは、前立腺肥大症の原因のひとつも、AGAと同様に、『DHT(ジヒドロテストステロン)』だったというわけです。

これが、『DHT(ジヒドロテストステロン)』が『悪玉男性ホルモン』と忌み嫌われる由縁なのです。

 

前立腺肥大症薬のもう一つの効果

 

また、AGAとは関係のない話ですが、前立腺肥大症の薬品として、フィナステリド、デュタステリドとは異なったアプローチで効果を発揮するタダラフィルという成分があるのですが、これはED(勃起障害)にも効果があると確認され、今ではED治療薬としても使用されています。

前立腺肥大に悩まされていたのに、治療によってハゲは治るわ、下半身は元気になるわで、大喜びした方もいるのでしょうね。

 

 

それにしても、人間の身体とは不思議なものですね。

 

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まとめ

 

近年の医学、科学の進歩によってAGAのメカニズムが解明されたことで、薄毛治療の道は大きく開かれ、眩いほどの光がハゲ頭を照らすようになってきましたが、歴史としてはここ10年程度と浅いものです。

今後、さらなるAGAの治療法が発見される可能性は大いに期待できますが、現代では、ミノキシジルとフィナステリド、もしくはデュタステリドの併用が最大限に効果を発揮する治療法です。

これらの薬品は、専門クリニックで処方してもらうこともできますし、個人輸入によって格安に手に入れることもできます。

ですが、個人輸入によって手に入れて服用する場合には、非常にまれではありますが、副作用などの問題などが付いて回ります。

そのためには、しっかりとした知識が必要になってきます。

何の薬を飲み、どのようなことが身体の中で起こり、どのような効果、変化があるのか、自分の身体のことは自分で把握していなければなりません。

その知識を深める意味を込めて、今回はこの記事を書きました。

少しでもお役に立てたならば幸いです。

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