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フィナステリドに代わるAGA治療薬!デュタステリドとは?歴史、効果、副作用まで徹底解説!

デュタステリドの歴史

 

デュタステリドは、イギリスの「グラクソ・スミスクライン社」によって前立腺肥大症の治療薬の成分として開発されました。

『アボダード』という薬品名で発売され、2001年にはアメリカ食品医薬品局(FDA)の、2002年に欧州の認可を受け、現在では100か国以上で前立腺肥大症の薬品として使用されています。

また、アボダードには、前立腺肥大症と同時にAGAにも効果があることが認められ、広く適応外でも処方されています。

 

適応外(本来は前立腺肥大症のための薬品だが、AGAにも効果があるため、AGA治療薬としても処方されているということです。)
日本では、2009年、東京都港区赤坂
にあるグラクソ・スミスクライン社日本支社から薬品名を『アボダード』から『アボルブ』と変更して発売され、さらに、2015年には、AGA治療薬として厚生労働省の認可を取得し「ザガーロ」という薬品名で発売されました。
つまり、アボダードもアボルブもザガーロも、用途(対象となる病気)と薬品名は異なりますが、デュタステリドを有効成分とする同じ薬効を持つ薬品ということです。
また、3つとも全て特許は切れており、現在では国内外で多くのジェネリック品が発売されています。
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デュタステリドの効果

 

デュタステリドの効果とは、AGA治療薬のプロペシアなどの有効成分であるフィナステリドと非常に似ています。

それもそのはずです。

フィナステリドも元々は前立腺肥大症の治療薬として開発された成分ですからね。

AGAは、このような工程によって進行していきますが、

 

AGAのメカニズムとは

  テストステロンという男性ホルモンが『5αリダクターゼII型』という還元酵素と結びつく。

➡ テストストロンと5αリアクターゼII型が結びつくことによって悪玉男性ホルモンと呼ばれる『DHT(ジヒドロテストステロン)』に変換される。

➡ ジヒドロテストステロン(DHT)の作用を受けて、頭頂部や前頭部の毛髪のヘアサイクルが乱れてしまう(通常は2~6年ある髪の毛の寿命を大幅に短縮される)。

➡ ヘアサイクルの乱れによって、毛髪が十分に育たないまま抜け落ちてしまう。

➡ ハゲてしまう。

 

 

デュタステリドは、フィナステリドと同様に、AGA発症の工程のなかでの、

 

テストストロンと5αリアクターゼII型が結びつくことによって悪玉男性ホルモンと呼ばれる『DHT(ジヒドロテストステロン)』に変換される。

 

ことを阻害する効果があります。

それに加えて、5αリアクターゼには、I型 と II型 が存在し、フィナステリドがテストステロンとII型との結合を阻害するのに対してデュタステリドは、I型、II型の両方の結合を阻害します。

5αリダクターゼⅠ型とⅡ型についての解説をしますと、Ⅰ型とⅡ型では、それぞれ分布する部位が異なります。

 

Ⅰ型…ほぼ全身の皮脂腺に分布 

Ⅱ型…頭皮(主に前頭部と頭頂部)・脇・髭・陰部なども毛乳頭細胞に存在

かつては、AGAの原因となるのは、5αリダクターゼII型だけと考えられていましたが、Ⅰ型 もAGAに影響を与えることが明らかになってきました。

事実として、5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型両方の働きを阻害するデュタステリドの方が、フィナステリドよりも広い範囲のAGA改善効果が認められ、フィナステリドでは不十分だった増毛効果もあることが確認されています。
さらには、Ⅱ型5αリダクターゼに対するデュタステリドの作用においても、フィナステリドの約3倍といわれており、ある研究ではフィナステリドと比べ1.6倍の増毛効果があったとの報告もあるほどです。
その効果から、国内においても、フィナステリドに代わってザガーロを積極的に処方する専門クリニックが増えてきています。
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デュタステリドの副作用

 

副作用については、デュタステリドは、5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型の両方に作用し、ほぼ完全にDHTの合成を阻害しますので、フィナステリドよりも性的機能に大きな影響を与える可能性があると言われています。

ですが、一日の摂取上限量である、デュタステリド1㎎ と フィナステリド1㎎ で比較すると、 副作用の発生率はほとんど同じだったと報告されていますので、極めて低い可能性だと言えます。

その他には、重度の肝機能障害を引き起こす可能性があるといわれています。

ですが、それは特別にデュタステリドに限ったことではありません。

肝臓は、代謝・解毒・排泄に重要な働きをする臓器で、体に入った物(食べ物も薬物も)は、ほぼすべてが肝臓で代謝、解毒されます。

薬品の成分も肝臓で代謝されますので、どのような薬であろうと、長期間継続して服用すれば、少なからず肝臓に負担がかかってしまいます。

ですから、元々肝機能が弱い方や、長年にわたって服用している薬品がある方などには注意が必要になります。

 

デュタステリドの摂取方法、注意事項

 

デュタステリドを有効成分とするAGA治療薬(アボダード、アボルブ、ザガーロなど)は、内服薬から摂取することになります。

AGA治療に対しての服用量は、0.1㎎/日 で、必要に応じて、0.5㎎/日 とされています。

絶対的な禁止事項として、特に妊娠している女性・授乳中の女性が服用した場合、胎児や乳幼児の発達に影響が出る恐れがありますので絶対に服用しないように注意してください。

デュタステリドは皮膚からも吸収しますので、ピルカッターで割ったものについては、触ることも厳禁です。

また、男性であっても未成年、特に成長過程にある男子は絶対に服用してはいけません。

DHTを含む男性ホルモンは、AGAや前立腺肥大症に与える悪影響だけでなく、成長期に男らしい骨格や筋肉の形成に欠かせない重要な物質という側面もあります。

そのため、ほとんど全てのDHTを阻害するデュタステリドを成長過程の男子が服用すると、男性的な体格の形成に悪影響を及ぼす危険性があります。

 

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どこで買えるの?

 

アボダード、アボルブ、ザガーロ、それぞれのジェネリック品などの、デュタステリドを有効成分とするAGA治療薬は、専門クリニックや病院で処方してもらうか、個人輸入で海外から購入することになります。

もちろん、個人輸入で購入した方がはるかに安く(約2~3割)手に入りますが、経過観察や万が一の副作用を考えると、専門クリニックで処方してもらうのが安心できるかと思います。

専門クリニックや病院では、血液検査によって肝機能の状態を確認したり、服用前と服用後の変化なども詳しく調べてもらえますので、健康を害するリスクはぐんと減少するはずです。

いくら髪の毛が生えてこようと、健康を害してしまっては意味がありませんから、AGAは、専門クリニックや医師のもと、安心、安全に克服しましょう。

 

まとめ

 

 

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