強烈な頭痛を少しでも和らげようと、まず私は何も考えずにドラッグストアで生まれて初めて頭痛薬を買いました。
そのくらい病気に縁のない人生だったのです。
頭痛が起こるのは夜中の1時前後だとわかっていたので、わずかな期待を込めて、よくCMで見かける『EVE』や『バファリン』などの頭痛に効くと書いてある薬を飲んで寝ていました。
ですが、群発頭痛には効果は全くありませんでした。
そんな時、片頭痛に長年悩まされているという友人から有益そうな情報を入手しました。
ロキソニンとの出会い 群発頭痛への効果は？
その人は、
友人痛み止めなら、ロキソニンが一番効くよ！
『ロキソニン』・・・
初耳でした。
ロキソニンとは、
ドラッグストアでも普通に扱っている薬だけど、薬剤師さんの問診がないと購入できないという、やや強力な鎮痛剤
ということでした。
私は早速薬局でロキソニンを購入し、眠る前に祈るような気持ちで必ず飲みました。
しかし、効果はさっぱりで、ロキソニンを飲んでも飲んでも、頭痛に悩まされる日々は続きました。
※後から知ったことですが、ロキソニンが群発頭痛に効果があるという意見もわずかながらあるそうですが、基本的にはあの手の鎮痛剤はほとんど効果は見られないそうです。
ですが、悲しいかな、その時点では、私にできることなど他にはありませんでした。
群発頭痛の対処法としては、高濃度酸素の吸入、トリプタン系薬剤（脳内における血管収縮作用や抗炎症作用などにより、片頭痛時の痛みなどを和らげる薬）の皮下注射などがあり、一定の効果を上げているという情報もネットから得ていましたが、当然のように医師の処方が必要なうえ、非常に高額なものでした。
今までの人生で、大きな怪我や病気を全く経験せず、病院でお金を使うという感覚が全くなかった私には、到底出せる金額ではありませんでしたね。
また、この時点では、いつも夜中の1時ごろに発作が起こるだけで、10分から20分間我慢すれば生活への支障はありませんでしたので、急いで病院に行こうとは考えていませんでした。
痛みはえげつないが、命には別状はないという安心感があったことが一番の理由でした。
それに、いずれ群発期を抜けてくれるだろうという軽く甘い考えが、何とか自力で耐え抜こうとさせていたのだと思います。
ですが、そんな私を恐怖のどん底に突き落とすような出来事が起きたのでした。
次回『専門医受診を決心させた出来事が・・・』へ続く・・・