人生初の脳外科受診
頭痛の兆候が始まってから約3週間、本格的な群発頭痛の症状がみられるようになってから10日経った10月初旬、私は人生で初めて、脳外科を受診することになったのです。
一応、万が一のことに備えて、MRIの予約もしておきました。
病院の待合室には、脳外科の専門病院ということもあって、リハビリのために通院されている方や、脳梗塞などの脳の血管の病気の後遺症を持っていると思われる方が数人いて、少し不安になったのを覚えています。
先生との問診で、私は群発頭痛の予兆と思われる時から、現在までの症状の思い出せる限りと、万が一のために、MRIで脳の検査をして欲しいことを伝えました。
私の話(予測を込めた)を聞いた先生は、最近はネットでの情報が豊富でにありすぎるために、自分で勝手に病気を決めつけてしてしまう人が多くいることの危険性を訴えられていました。
さらに、特に頭(脳)の病気は命にかかわる重大な病気が多いことを諭されました。
全くもってその通りで、ぐうの音も出ませんでしたね。
また、頭痛の外的原因として考えられる、飲酒や喫煙量を答えると、苦笑いされたことが印象に残っています。
ちなみに、タバコ(一日50本)お酒(ビールに換算すると、350ml缶×6本)という生活の乱れっぷりです。
いざ、初MRIへ・・・
問診でこてんぱんにされた後、ガウンに着替えて初めてMRIの機械に入りました。
一発目の感想としては『閉所恐怖症の人は無理だろうなぁ・・・』という感じでした。
それからは、数十分の間、頭の向きをマイクで支持されながら、延々と寝返りを打って診察完了でした。
ちなみに、BGMが、オアシスの『ワンダーウォール』という曲で、10代の頃を思い出しましたね。
MRI 結果発表!
MRI検査の後には、何枚もの脳の画像を見ながら先生からの話をきかせてもらったのですが、結果は・・・
ということでした。
受診結果を聞いた私は、厄介な病名を告知されたにもかかわらず、胸をなでおろす思いでした。
なぜなら、群発頭痛であるということは覚悟のうえでしたし、何より、脳に異常がなかったということに安堵したものでした。
まだまだ続く強烈な頭痛のことも忘れて・・・。
ワソラン という薬を処方
また、先生から、群発頭痛患者の全てに効果があるわけではないがという前置きのもと、薬の処方の提案がありました。
未だ完全には解明されていない群発頭痛のメカニズムですが、何らかの理由によって拡張された脳の血管が神経に触れて引き起こされる痛みということで、主に不整脈の患者さんに処方される『ワソラン』という薬が一部の群発頭痛患者に効果があるということでした。
ワソランの効能とは、
心臓や体の血管を広げて血流をよくすることで、血液の抵抗を減らし、心臓の負担が軽くする。血圧を下げ、心臓の脈を安定させる。おもに狭心症や不整脈の治療に使用されます。そのほか、体全体の血流を改善することから、脳、腎臓、手足、目の網膜など様々な病気に応用されることがある。
ということでした。
私は藁にもすがる思いで、『お願いします!』と薬(ワソラン)の処方を依頼しましたが、先生は、
と言って、薬を出してくれました。
最後に、