私は幼い頃からいわゆる健康体で、幼稚園からずっと、病気で学校を休むことなどないような男の子でした。
もちろん頭痛など全く経験したことがなく、
と言っている人を見ても、
と不思議に思っていました。
成人してからは、二日酔いでの多少の頭痛は経験しましたが、それ以外の頭痛は全く感じたことはありませんでした。
そう、38歳の夏までは・・・
群発頭痛との出会い?予兆?
お酒が大好きで、比較的強い私は、ほとんど毎日(週6くらい)お酒を飲んでいました。
基本的にビール(家では発泡酒)ばかり飲むタイプで、その他のお酒はあまり飲まないのですが、38歳の夏だけは違いました。
酒屋の友人から売れ残ったストロング系の缶チューハイがお中元として大量に届き、それを毎日のように飲んでいました。
そんな生活を送っていると、ある日、左目の奥の方が軽くズキズキと痛むような感覚を覚えました。
それほど大した痛みではありませんでしたので、気にせずそのまま飲み続け、その日は眠りに落ちました。
実際に、ストロング系のチューハイは、
などと言っている人って、たくさんいますし、私もそのうちの一人なのかな?と感じたくらいでした。
それが、ちょうど500ml×24本入りのチューハイの2箱目を飲み尽くしそうになっていた頃のことです。
九月の半ば過ぎ頃で、朝夕の気温差が激しくなり始めた、いわゆる季節の変わり目あたりのことでした。
いつものように、まずは一本目の発泡酒を飲んでいる時点で、左目の奥でいつのも痛みを感じました。
それまではチューハイに切り替えてからやってくるはずだった痛みが、かなり早い段階で起こりました。
いつもとの違いに若干動揺しましたが、ノンベーの私はいつものように飲み続けようとしました。
しかし、痛みは次第に強くなっていき、我慢の限界がやってきました。
私は、酔っぱらってもいないのに、痛みでふらつきながら、ベッドに倒れこむように寝転びました。
よく、『動かせないほどに頭が痛い』と言いますが、この痛みは動かさないと(のたうち回らないと)やってられないくらいの痛みでした。
私はベッドの上をのたうち回りながら、体勢を変えたり、枕の位置や高さを何度も変えたりしながら、最も痛みが軽くなるポジションを探し続けました。
残念ながら、まったく効果はなかったように思いますが、そうでもしてないと気が狂うんじゃないかというくらいの痛みだったのです。
体感ではかなりの長時間、痛みに足掻いていたような感覚でしたが、実際には20分程度で痛みはぱったりとおさまり、その夜は自然と眠りについたようでした。
不思議だったのは、頭痛の発作時には死ぬほどの激痛だったのに、収まってみると、全く余韻などはなく、妙にすっきりした感覚だったことでした。
翌日の朝は、驚くほど最高の目覚めで、いつもは二日酔い気味で朝食はほとんど食べないのですが、酒量が少なかったせいか食欲が旺盛で、昨日の悪夢は夢だったのかとまで思ってしまうほどでした。
とりあえず、朝から仕事でしたし、現在進行形では朝食もモリモリ食べて体調は絶好調だったので、普通に仕事へ向かったのでした。
次回に続く・・・