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なぜハゲるのか?遺伝?体質?ハゲのメカニズムをわかりやすく解説します。

どうして俺だけハゲてしまったんだ・・・

 

あいつはあんなにフサフサなのに・・・

 

薄毛に悩んでいる方であれば、誰もが一度はこのように嘆いたことがあるでしょう。

では、その理由ハゲてしまった原因)について、考えたことはありますか?

遺伝?

体質?

深く考えなくとも、真っ先に思いつく原因といえばこの2つではないでしょうか?

今、この記事を読んでくださっているあなたは、少なからず薄毛の傾向があり、不安を抱えていることと思います。

可能ならば薄毛を克服したいとも考えているはずです。

『敵に勝つには、まず敵を知らなければなりません』ということで、

今回は『ハゲのメカニズム』について、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

どうしてハゲるの?薄毛のメカニズムとは?

 

一般的に言われているように、ハゲてしまう原因として第一に挙げられるのは、ずばり『遺伝』ということになります。

では、何が遺伝してハゲるのかというと、一言でいえば男性ホルモンです。

人はそれぞれ遺伝的要因によって、男性ホルモンの分泌量が異なります。

その中でも、『テストステロン』と呼ばれる男性ホルモンの一種が大きく薄毛に影響を与えています。

テストステロンが頭頂部や前頭部の毛根付近(薄毛になりやすい部位)に存在する『5αリダクターゼ』という還元酵素と結びつくと、『DHT(ジヒドロテストステロン)』という物質が生じるのですが、こいつが厄介な物質で、毛乳頭に存在している男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に作用し、ヘアサイクルの乱れを生じさせ、ハゲて(髪が抜け落ちて)しまうのです。

難しい言葉がたくさん出てきてしまいましたので、少しずつ噛み砕いてお話しますね。

まず、男性ホルモンの一種である『テストステロン』ですが、

 

テストステロンとは?
男らしい筋肉や骨格などの肉体の基となり、行動力や積極性などの精神面にまで大きく影響を与える男性ホルモ
というホルモンですので、
男性ホルモンが強そうな人にはハゲが多い

 

という説は納得できる話ですね。

ですが、この『テストステロン』だけが問題ではないのです。

ハゲるメカニズムを段階的に分けて説明しますと・・・

 

ハゲるメカニズム

テストステロンが頭頂部や前頭部の毛根付近に存在する『5αリダクターゼ』という還元酵素と結びつく。

➡テストストロンと5αリアクターゼ(Ⅱ型)が結びつくことによって、『DHT(ジヒドロテストステロン)』に変換される。

➡ジヒドロテストステロン(DHT)の作用を受けて、頭頂部や前頭部の毛髪のヘアサイクルが乱れてしまう(通常は2~6年ある髪の毛の寿命を大幅に短縮される)。

➡ヘアサイクルの乱れによって、毛髪が十分に育たないまま抜け落ちてしまう。。

➡ハゲてしまう。

 

という段階があります。

 

 

わかりやすく絵にすると、テストストロンと5αリアクターゼが結びついて、悪玉男性ホルモンDTHに変化して、ヘアサイクルを乱すということです。

このことから、ハゲてしまうのは、DTHを生み出す第一原因となるテストステロンの分泌量が多いというのが最大の問題だと思ってしまいがちですが、その他にも、原因はあります。

確かに男っぽさが強く出ている人にハゲが多いのは事実ですが、そうでない人もいますよね。

そのほかの原因としては・・・

 

その他のハゲる原因

・5αリダクターゼが生成されやすい。

・生成された5αリダクターゼがテストステロンに作用し、DHTが生まれやすい。

・DHTが男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に作用しやすい。

 

ということがが原因となります。

ひとつずつ言い換えていけば、

 

 ・5αリダクターゼが生成されやすい。

➡ 5αリアクターゼが多ければ、テストストロンと結びつきやすくなり、より多くのDHTが生まれます。

 ・生成された5αリダクターゼがテストステロンに作用し、DHTが生まれやすい。

➡ 5αリアクターゼとテストストロンが結びつきやすい体質の人ほど、DHTが多く生まれます。

 ・DHTが男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に作用しやすい。

➡ DTHの働きが強い人ほど、薄毛に影響を与えやすい。

 

ということになります。

そして、それは遺伝や体質によって決まるのです。

 

これだけの難しい長文を読ませておいて、遺伝や体質って、なめてんのかよ!

 

って、なっちゃいますよね?

ですが、まだまだ諦めるのは早いです。

ここまでハゲのメカニズムがはっきりと解明されているわけですから、当然医学的な治療法もしっかり確立されていますからね。

では、詳しい医療法についてはまた別の記事でお話しするとして、ここでは、何度も出てきた『ヘアサイクル』という専門用語について解説しておきます。

 

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ヘアサイクルとは?ヘアサイクルが乱れるとどうなるのか?

 

人の命に寿命があるのと同様に、髪の毛一本一本にも寿命があります。

人の命の場合は死んでしまえば終わってしまいますが、髪の毛は、生えて、伸びて、抜け、また新しく生えるというサイクルを繰り返しています。

これを『ヘアサイクル』といいます。

そして、人間が生まれてから死ぬまでの過程を、(乳児期、幼児期、少年期、青年期、中年期、壮年期など)成長過程によって分類できるように、髪の毛一本一本においても、生えてから抜け落ちるまでの過程を、「成長期」「退行期」「休止期」と分類することができるのです。

まずは、それぞれの『期』においての髪の毛の状態を解説しておきます。

 

成長期(約 2~6年) 

寿命を終えた髪が抜け落ち、新しい毛髪が生え、成長していく時期。

髪の毛の元である毛母細胞の分裂が活発に行われることで、すくすく成長していきます。

健康なヘアサイクルの人では、頭髪全体の約90%が成長期にあたります。

退行期(約 2週間) 

毛母細胞の分裂が衰えてくることで髪の毛の成長が止まり始め、ヘアサイクルの最終段階である休止期を迎える準備に入ります。

退行期の毛髪は全体の1%程度です。

休止期 3~4ヶ月 

髪の毛の成長が完全に停止し、抜け落ちるのを待っている状態です。

髪全体の約10%が休止期で、新しい髪の毛に下から押し上げられる感じで、シャンプーやブラッシングなどの軽い刺激によって抜け落ちていきます。

 

図で表すと、このような感じになります。

 

 

このように、「成長期」「退行期」「休止期」を1クールとして、ヘアサイクルは繰り返し続いていきます。

成人の頭髪は毎日約100本が抜け変わっており、髪の毛一本一本がそれぞれ異なるヘアサイクルをもっている(生え変わる時期が異なる)ため、全部で約10万本あるといわれる頭髪の総数が一定に保たれています。

つまり、100本抜けていっても、新たに同じだけの髪の毛が生えてきているということです。

そして、健康なヘアサイクルでは、このような周期を生涯で15~20回程度繰り返すと言われています。

ですが、このヘアサイクルが乱れて(狂って)しまうと・・・

 

 

図のように、通常2~6年ある成長期が大幅に短縮されてしまい、髪の毛が十分に成長しないうちに(まだ細く短い未熟な状態のまま)退行期を迎え、約2週間後には休止期に移ってしまうのです。

そうなると、頭髪全体の約90%を占めていたはずの成長期の髪の毛の割合が減少し、そのぶん休止期の髪の毛が増えてしまいます。

そして、休止期の状態の髪の毛は次から次へと抜け落ち、頭髪の総本数は減少し、薄毛になってしまうというわけです。

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まとめ

 

長くなってしまいましたが、これが、現在解明されているAGA(ハゲ、薄毛)のメカニズムです。

 

ここまでわかってれば、治療はかんたんだよね!

 

そうです。

ハゲは改善します!

最後に言わせてください。

真矢みき風に・・・

あきらめないで・・・

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