近年、AGAのメカニズムが解明され、ネットにはAGAについての数えきれないほどの情報が溢れていますが、
どの情報においても『ジヒドロテストステロン(DHT)』という男性ホルモンが、ハゲてしまう悪の根源として解説されています。
しかも、ただの『男性ホルモン』ではなく、『悪玉男性ホルモン』とまで言われ、ひどく忌み嫌われています。
当ブログも例外ではなく、AGAのメカニズムは、
テストステロンという男性ホルモンが『5αリダクターゼ』という還元酵素と結びつく。
➡テストストロンと5αリアクターゼが結びつくことによって悪玉男性ホルモンと呼ばれる『DHT(ジヒドロテストステロン)』に変換される。
➡ジヒドロテストステロン(DHT)が男性ホルモン受容体の「アンドロゲンレセプター」と結合することで、頭頂部や前頭部の毛髪のヘアサイクルが乱れてしまう(通常は2~6年ある髪の毛の寿命を大幅に短縮される)。
➡ヘアサイクルの乱れによって、毛髪が十分に育たないまま抜け落ちてしまう。
➡ハゲてしまう。
このように解説し、自作した図では、
このように表現しています。
現代では、やっと『AGAは病気』という認識が強くなり、専門のクリニックや、診察をする医院も増えてきましたが、命に直接かかわる疾患ではないため、整形手術などと同様に保険は適用外です。
それなのに、この『ジヒドロテストステロン(DHT)』の嫌われようはひどいものだとは思いませんか?
ですが、それにはちゃんとした理由があるのです。
ジヒドロテストステロン(DHT)がもたらす悪影響とは?
まず、『ジヒドロテストステロン(DHT)』とは、
ジヒドロテストステロン(DHT)とは、前立腺 、 精嚢 、 精巣上体 、 皮膚 、 毛包 、 肝臓 、 脳などの特定の組織において 5α-レダクターゼによってテストステロンから変換された、より強力な男性ホルモン。
頭髪減少(男性型脱毛)や皮脂増加(痤瘡)、外性器の発達や前立腺の肥大と関連がある。
このように、AGA以外にも男性の身体に様々な影響を与えるようです。
前立腺の肥大については、AGAの絶対的な治療薬であるフィナステリド、デュタステリドが、元々は前立腺肥大症の治療薬だったことはみなさんご存じでしょう。
その他には、皮脂増加による痤瘡(ざそう)にも影響します。
※痤瘡(ざそう) ・・・ ニキビや吹き出物。
オジさんのハゲ頭がギトギトしているのも、ジヒドロテストステロンの作用を思えば、納得できる話ですね。
まぁ、外性器の発達への影響についての善悪は、人それぞれということにしておきましょう。
これらのような作用から、『ジヒドロテストステロン(DHT)』は、悪玉男性ホルモンと呼ばれているのです。
ジヒドロテストステロン(DHT)を撃退するには?
『ジヒドロテストステロン(DHT)』を撃退し、AGAを予防するには、現代ではご存じの通り、フィナステリド、デュタステリドを含む薬品が最も効果を発揮する方法になります。
フィナステリド、デュタステリドの効果によって、 テストステロンと5α-レダクターゼの結合を阻害し、ジヒドロテストステロン(DHT)が発生しないようにすればいいわけです。
ジヒドロテストステロン(DHT)の発生を抑えることができれば、AGAが改善するだけでなく、脂っぽくなくなって吹き出物もできにくくなるでしょうし、前立腺が肥大気味の方ならば、小さくなるでしょう。
これで悪玉の始末は完了です。
フィナステリド、デュタステリドによって、ヘアサイクルの乱れを正常に戻しながら、ミノキシジルの発毛効果でいっきにAGAを克服ですね!
まとめ ハゲを制する者は、ジヒドロテストステロン(DHT)を制す!
AGAの元凶といわれる『ジヒドロテストステロン(DHT)』ですが、理解していただけたでしょうか?
を合言葉に、ハゲ克服に向けてがんばっていきましょう!